うつ病4 高齢者のうつ病
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回はうつ病の話の中でも「治療法についてー精神療法」というテーマでお話しました。今回は「高齢者のうつ病」というテーマで高齢者のうつ病について全般的なお話をしていきます。
さて、うつ病は働き盛りの人に多い病気ですが、高齢者にも多く見られます。うつ病を含めた「気分障害」の患者数のデータによれば、60〜70歳代の女性に非常に多いことがわかっています。男性の場合は中高年に比べると減少しますが、これは高齢の男性が医療機関をあまり受診しないためではないか、とも考えられています。
高齢者にうつ病が多いのは、きっかけとなる事柄が増えるためです。仕事を引退して孤立することが増えたり、経済的な心配が生じたりします。配偶者や親しい人の死別を経験したり、病気を発症することも多くなり、体の衰えも実感するようになります。これらをきっかけに、うつ病を発症することがとても多いのです。
高齢者にうつ病が起こりやすいということは、一般にはあまり知られていません。そのため、「高齢だから元気がなくても当たり前」「体の調子が悪ければ憂うつにもなるはず」などと考えられてしまい、見逃されやすいのです。
高齢者のうつ病を見逃さないためには、その特徴を知っておく必要があります。
高齢者がうつ病を発症すると、まず引きこもる傾向が強まり、家事などをしなくなります。イライラや、不安感が目立つようになり、頭痛や腰痛などの痛み、あるいはだるさなどの体の不調を訴えるようにもなります。ほかにも「自分は罪を犯している」「わが家はお金がなくなり破産する」などといった妄想で苦しむ人もいます。中にはうつ病と思えない症状もあるため、高齢者のうつ病は見逃されやすいのです。
今回はここまです。次回は「高齢者のうつ病ー注意が必要なこと」というテーマでお話していきます。
うつ、自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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