うつ病2 治療法についてー薬物療法
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院です。
前回はうつ病の話の中でも「症状について」というテーマでお話しました。今回は「治療法についてー薬物療法」というテーマでお話していきます
さて、うつ病の治療は、「薬物療法」と「精神療法」の2本柱で行われます。
薬物療法では、主に「抗うつ剤」が使われます。抗うつ薬は脳に作用し、気分や意欲を調整します。
精神療法は、患者さんと医師が話し合うことで、患者さんの心に働きかける治療法です。「カウンセリング」と呼ばれることもあります。最近注目されている「認知行動療法」も、精神療法に含まれます。
うつ病の治療法は、重症度によって次のように大別されます。
◎軽症の場合ー近年、うつ病の患者数は増えていますが、特に増えているのは、軽症のうつ病といわれています。前回お話した9種類の症状のうち、当てはまる症状が5〜6種類の場合に、軽症のうつ病と診断されます。軽症の場合、治療はカウンセリングが中心です。ただし、薬物療法が有効でないわけではなく、必要な場合には薬物療法も行われます。また、認知行動療法が行われることもあります。
◎中等症・重症の場合ー軽症の場合よりも現れる症状が多く、重いのが中等症・重症のうつ病です。軽症のうつ病に対する治療に比べ、薬物療法がより積極的に行われます。薬物療法と並行して、カウンセリングや認知行動療法が行われることもあります。
軽症のうつ病には対する薬物療法は、慎重に行なう必要があります。なぜなら、軽症の場合にはカウンセリングがよく効くため、薬物療法の効果がデータとして現れにくく、確実には示されていないからです。
また、軽症のうつ病の場合、必要以上に抗うつ剤が使用されると、無用な副作用を招いてしまうおそれもあります。そのため、軽症のうつ病の場合、抗うつ薬のような気分を上げる薬の使用には慎重になる必要があります。
ただし、必要があれば薬物療法が行われます。「過去に抗うつ薬が効いた」「うつ病の期間が長い」「睡眠や食欲の障害が重い」「イライラが強い」「過去に重症化したことがある」などの場合には、軽症でも薬物療法が行われます。
抗うつ薬にはいろいろな種類がありますが、治療ガイドラインでは、「SSRI」「SNRI」「NaSSA」といった比較的新しいタイプの薬を使うことが推奨されています。また、抗うつ薬は基本的に1種類だけを使用します。
今回はここまです。次回は「治療法についてー精神療法」というテーマでお話していきます。
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院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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