自律神経と免疫力17 「万病を防ぐ生き方」 | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

自律神経と免疫力17 「万病を防ぐ生き方」

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「玄米食ー人生の悪循環を絶ち切る食事」というテーマでお話ししました。今回は「万病を防ぐ生き方」というテーマでお話ししていきます。

 

さて、高齢になるにしたがい、最も心配なのはやはりガンでしょう。

よって、ガンと低体温についても説明しておきましょう。

 

ガン細胞は、栄養を取り込むために自分で血管をつくることはご存知の方も多いことでしょう。これを「新生血管」と言っています。

独自に血管を作る能力があるなんてガン細胞は頭が良くて強靭、と言ったニュアンスで説明されがちです。

このことから、「ガン細胞はこの血管を通じて栄養や酸素を取り入れている。だから、栄養を取ったらどんどんガン細胞を増やすようなもの」と思っている人も少なくないようです。

 

これは、全くの誤解です。

私達の体は。約60兆個という多数の細胞から形成されています。それぞれの細胞は、ミトコンドリアを使って必要なエネルギー(ATP)を獲得しています。息を吸ったときに酸素を取り入れ、栄養分を燃焼させてエネルギーに変換する場所が、各細胞のミトコンドリアなのです。

ガン細胞も一つの細胞に違いありませんので、細胞質にはミトコンドリアが存在しています

ただし、ミトコンドリアの数は通常の細胞に比べて5分の1ほど。この数が少ないということは、それだけエネルギーも少ないということです。

 

つまり、ガン細胞は、酸素を燃焼させて得るエネルギーを使って生き延びているのではない、ということがわかってきたのです。

私達の体の細胞には、酸素の燃焼以外にもう一つエネルギーを生み出す回路があります。それは、糖分を分解して乳酸をつくる解糖系の回路です。

たとえば、酸素を取り込まなくても、100メートルくらいならば全力疾走できます。この場合、乳酸という疲労物質が溜まって体はくたくたになります。

 

ただ、疲労物質は溜まるけれども、エネルギーは発生するのです。「健康のためにエアロビクスや水泳などの有酸素運動をしましょう」などと言われるのは、この疲労物質を溜めないためです。

ガン細胞は、この解糖系の回路を使って生き延びているのです。そのため、ガン細胞は、酸素ではなく糖分を必要としています。

「ガン患者はあまり糖分を摂らないほうがいい」と言われる根拠がここにあります。

とはいえ、ご飯もパンも、炭水化物は分解されてすべてブドウ糖になるのですから、ケーキや甘いお菓子を食べすぎないといった単純なことではありません。

 

では、酸素無しで生きられるということは、どういうことでしょう。

簡単に言えば、「ガン細胞は低体温状態が一番好き」だということです。

ガン細胞が増殖するときは、血行が悪いときなのです。

ガンの末期になると、酸素も取り入れられないためにエネルギーが生産できなくなります。栄養もなくなって やせ細り、血流が行き届かないため、皮膚はどす黒くなるのです。

 

それなのにガン細胞はどんどん増殖していきます。最後は全身ガンだらけになって死んでいくことになるのです。

ガン細胞にとっては、この血流の滞った時期が一番暴れまわりやすいと言えます。

こうした状況になるのは、ほとんどは体に負担のかかる手術や抗ガン剤治療を行った後に現れやすいのです。

 

ですから、ガンにかかった場合、極力このような体に負担のかかる治療はやめて、ガン細胞が暴れにくい血行のよい体内環境をつくることが必要です。

私達の体の中には、HSP(ヒートショックプロテイン)という蛋白質があります。これは、不良蛋白を修理して元の元気な細胞に戻す役割をしています。
愛知医科大学医学部の伊藤要子博士によると、このHSPは、体を温めると最も多く産出されるそうです。

 

温泉などで体を温めて病気を癒やす「湯治」には、先人の知恵があったわけです。

昔の人は、農作業の間に10日前後の湯治をしていたようですが、じつに理に適っています。伊藤氏の研究によると、HSPの量が、そのぐらいの日数でピークに達することがわかったからです。

元気な人であれば、2泊3日程度の」温泉旅行でも十分効果があります。病気の人は1〜2週間の温泉療養が適切とされています。

 

また、自宅でその効果を得るには、週2回ほど42度と高めの湯に10分くらい浸かってもいいでしょう。入浴前、必ず水分補給(500ミリリットルを目安)をすることが鉄則です。

 

体を温めることの有効性は、今後もさまざまな研究から明らかにされていくことでしょう。ガンや生活習慣病にならずに健康長寿を目指すためには、普段から平熱を36.4度前後に保つことが鍵になります。

 

今回はここまでです。次回は「その体の痛みは何のサイン?」というテーマでお話ししていきます。

 

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院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会  評議員)
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