自律神経と免疫力10 「自分の免疫力」を試してみよう
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「免疫力を高める週1度のノー残業デー」というテーマでお話ししました。今回は「自分の免疫力を試してみよう」というテーマでお話ししていきます。
さて、病気を引き起こす3つめストレスは、「薬の長期使用」です。
現在、医療現場では慢性的に消炎鎮痛剤とステロイド剤が使われています。これらの薬もまた、免疫力(自然治癒力)を阻害し、体に負担をかける大きなストレスとなります。これから、それぞれの影響を説明していきます。
消炎鎮痛剤というのは、筋肉痛、頭痛、腰痛、生理痛などの痛みを止める薬です。
商品名はさまざまですが、成分にはアスピリン、抗炎症剤のインドメタシンやケトプロフェンなどが含まれています。
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
私たちは、体に何らかの異常があると、自分の体を守るために、発痛物質という化学物質を自分でつくり出しています。その物質がレセプター(受容器)で感知されると、はじめて人は痛みやそれに伴う熱感、炎症を感じることができるのです。
発痛物質の中には、プロスタグランジンという物質があります。初めて知る人も多いと思いますが、これは、血管が開き、知覚神経を過敏にして痛みを起こしたり、発熱させたりする作用があります。
ところが、消炎鎮痛剤は、体内でプロスタグランジンがつくられるのを抑制してしまうのです。すると、血管が閉じてしまうため、知覚神経は麻痺します。だから、痛みがなくなったように感じられるのです。
しかし、これはあくまでも錯覚です。一時的な痛みの和らぎであって、抜本的な解決ではありません。
そもそも痛みというのは、その部位に発生する血流障害のことです。腰痛なら腰の血流障害、膝痛ならば膝の血流障害と考えるべきなのです。
だから、痛みを治すためには、血流障害を治さなければなりません。
ところが、消炎鎮痛剤を使用すると、血管が閉じてさらに血流障害を上乗せすることになります。
薬によって一時的に痛みがなくなりますが、血流障害という根本的な問題は何も解決しません。
それどころか、薬の使用と血流障害は悪循環を引き起こし、さらに強い痛みへと悪化していくのです。
「薬によって一時的に痛みがなくなる→薬をやめる→薬で抑えられていた血流が再開→プロスタグランジンも産生→より強い痛みが発生→再び薬を使用・・・」
こうした悪循環に陥るわけです。
また、消炎鎮痛剤に含まれている成分には、交感神経を緊張させてしまう働きもあります。そのため、顆粒球を増加させ、活性酸素を大量に発生させることになるのです。
その結果、体内ではさまざまな組織が破壊されます。
また、リンパ球の減少による免疫低下を招くため、老化の促進、生活習慣病の発症など次々に新たな病気を引き起こす最悪のサイクルができあがってしまいます。
交感神経が緊張すると血圧が上がり、副腎からはアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンには、血糖値を上げる作用があるため、糖尿病を発症しやすくなるのです。
そのため、糖尿病や高血圧などを治すために今度は血糖降下剤、降圧剤などを使う、といったより大きな悪循環、病気の連鎖を生み出すことになるのです。
ですから、痛みがあるからといって、無闇に消炎鎮痛剤を使用するのは、絶対避けるべきです。
痛みとは血流障害のこと。腰痛ならば腰を、膝痛ならば膝といった具合に、患部を温め、血流を促すことが根本的な治癒につながるのです。
今回はここまでです。次回は「薬との上手な付き合い方を覚える」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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