自律神経と免疫力6 ガンは怖くない!
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「なぜ低気圧が続くと寿命が伸びる?」というテーマでお話ししました。今回は「ガンは怖くない!」というテーマでお話ししていきます。
さて、白血球の9割は、顆粒球とリンパ球で占められています。どちらも、私たちの体を病気から守ってくれる重要なものですが、働き方には違いがあります。
顆粒球は、主に、細菌や古くなった細胞の死骸など大きな異物を処理します。体内に細菌が侵入してくると、顆粒球は化膿性の炎症を起こします。
傷口が膿んだり、緑色の鼻水が出たりするは、顆粒球が細菌と闘っていることを示しているのです。
一方、リンパ球は、細菌よりずっと小さいウイルスやガン細胞などを攻撃する働きがあります。
体内では一晩に数万個のガン細胞ができると言われていますが、リンパ球がガン化した細胞を除去してくれるおかげで、ガンにならずに済むのです。
新潟大学大学院医学部教授の安保轍先生は外科医の福田稔先生とともに、自律神経が白血球の働きに大きな影響を与えるという「自律神経の白血球支配の法則」を発見しました。そこからわかったことは、これまでのように「リンパ球が司る免疫反応」が免疫のすべてではないということでした。
免疫とは、「白血球数と、白血球中のリンパ球35%(正確には35〜41%)と顆粒球60%(正確には54〜60%)」の比率で決定される。さらに重要なのは、「それをコントロールしているのが自律神経」ということです。
白血球数については、「その人が日常で使用しているエネルギー量と正比例している」と考えられています。つまり、活動量が多ければ白血球数は増え、少なければ減少するのです。
自律神経とは、体を構成する60兆個の細胞をコントロールしている神経のことです。わかりやすく言えば、呼吸、心拍、血圧、体温等を保って生命維持のために働く神経のことです。これは脳からの指令を受けなくても働きます。
逆に言えば、いくら動かそうとしても、意志によって動かすことはできません。
さて、自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は、活動時や運動時に活性化し、副交感神経は、休むとき、食事をするときに活性化します。
まったく正反対の働きをするのです。このバランスが崩れることを、自立神経失調症と言います。
ちなみに、交感神経が優位のときは顆粒球が活性化し、副交感神経が優位のときは、リンパ球の働きが活性化します。
わかりやすいように、「顆粒球=交感神経優位」「リンパ球=副交感神経優位」と覚えておくといいでしょう。
少々長くなりましたが、「自律神経の白血球支配の法則」によって、「人はなぜ病気になるのか」「なぜ現代医学では病気を治せない場合があるのか」、といった本質的な問題を解決できるようになりました。
その結果、「ガンは怖い病気ではない」と断言できるようになったのです。
免疫力を高める生活に切り替えれば、早期ガンならほぼ100%、進行ガンでも約70%以上のガンに自然退縮が見られるのです。
つまり、病気を防ぐためには、免疫力を落とさないことが重要なのです。
具体的に言えば、「自分の活動エネルギーに見合った白血球数を保ち、リンパ球35%と顆粒球60%の比率を崩さないようにすること」です。
そのためには、交感神経と副交感神経のどちらかを過度に緊張させるような状態をつくり出さないことが大切なのです。
今回はここまでです。次回は「40歳を過ぎたら「免疫システム」をスイッチ」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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