自律神経と免疫力5 なぜ低気圧が続くと寿命が伸びる?
こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。
前回は「健康な人ほどよく笑う、未来のことを考える」というテーマでお話ししました。今回は「なぜ低気圧が続くと寿命が伸びる?」というテーマでお話ししていきます。
さて、「晴れの日に虫垂炎の急患が増える」と感じておられる外科医の方からの疑問がありました。
それに関して色々調査の結果、晴れて気圧の高い日は顆粒球が多くなり、リンパ球は少なくなることがわかってきたのです。
また、雨や曇天などの気圧の低い日は、逆の傾向があることもわかってきました。
このことから、顆粒球とリンパ球は、気圧の影響を受けていることが明確になったのです。つまり、気圧は免疫に大きな影響を及ぼすということです。
ちなみに、顆粒球というのは、血流とともに全身を巡り、異常がないかを調べています。細菌や異物によって異常が生じるとその場に急行し、蛋白分解酵素を放出しながら自分もいっしょに消滅してしまいます。
このときに活性酸素が多量に発生し、その部分では粘膜破壊、臓器障害を起こすことが多くなります。虫垂炎、特に壊疽性のタイプは顆粒球が原因で症状を悪化させます。つまり、「晴れる→気圧上昇→顆粒球過多→虫垂炎悪化→急患」という図式です。
長寿についても、気圧との関係からある法則を導き出すことができます。
結論から言いますと、「低気圧が長命県、高気圧が短命県」だということです。
詳細は省きますが、長命県の代表は、長野県、沖縄県で、短命県の代表は、青森県、秋田県ということが調査の結果、わかりました。
沖縄県は気温が高く、温められた空気が上昇気流となって低気圧を生みます。長野県は、高地に位置するため酸素分圧が低くなります。
いずれも、リンパ球が豊富で副交感神経優位型の人が増加する傾向にあります。
副交感神経が優位になると、ゆったりおおらかな性格が形成されがちで、結果的には長寿の人が多くなるわけです。
反対に青森県や秋田県は、寒冷のために空気が重くなり、一年中、気圧が高めになっています。寒さはそれ自体がストレスとなり、人間の基礎代謝量を上げます。
体内では、顆粒球が増加して防衛体制に入るのです。
前述したように、顆粒球は体を防御すると同時に活性酸素を発生させて、組織障害を起こします。そのため、病気になりやすく、結果的に短命となるのです。
今回はここまでです。次回は「ガンは怖くない!」というテーマでお話ししていきます。
自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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