自律神経30 カイロを使って体の熱をキープする | YNSA(山元式新頭針療法)による難病治療 難病改善人冨田祥史(とみたよしふみ)のぶろぐ

自律神経30 カイロを使って体の熱をキープする

こんにちは、大阪市西成区天下茶屋の康祐堂鍼灸院です。

前回は「湯たんぽで痛みやトラブルを解消」というテーマでお話ししました。今回は「カイロを使って体の熱をキープする」というテーマでお話しします。

さて、今は暑いばかりですが、寒くなるとドラッグストアなどでは店頭に大小さまざまな使い捨てカイロが山積みになりますね。
カイロですが、冬の外出時に体から熱が奪われるのを予防するもので、「体を温める」というよりは、あくまでも「体を冷やさない」ための便利グッズと考えた方がよいようです。そんなカイロを使った「体を冷やさない」ための便利で安全な使い方を紹介します。

カイロの平均温度は50度前後と決して高くないので、せっかくカイロを使っても、薄着にしていると熱が逃げやすく効果が半減します。下着と洋服の間、洋服と洋服の間など、衣類で熱が逃げない空気の層を作り、その中にカイロを入れてください。
また、カイロを地肌に直接貼るのは、直貼り以外では使用法として禁じられていますが、衣服の上からでも長時間同じ場所に貼り続けないことが大切です。カイロを長時間同じ場所に貼ったままにすると、皮膚に色素沈着があらわれやすく、ヤケドと同じになってしまいます。

カイロは貼らずに使うのがベストです。上着やズボンのポケットに入れて、時々場所を入れ替えるか、手作りのカバーや古いストッキングなどにカイロを入れて腰やお腹に巻き、当てる場所を移動させて使用するのがいいでしょう。

湯たんぽほど血流を改善する効果は期待できませんが、筋肉が大きく熱の吸収が良い「お腹、太ももの前面、お尻、二の腕」にカイロを当てることで、血流をよくして冷えを軽減させることができます。

腰痛持ちの人はよく、仙骨(せんこつ:背骨の下端)の出っ張りにカイロをあてますが、その場合は皮膚の薄い仙骨の中央ではなく、より肉厚なところ(ズボンの後ろポケットの付近)に1枚ずつ当ててください。皮膚への刺激も少なく、血流がよくなり、さらに疼痛改善に効果的な刺激になります。

外出時に靴の中にカイロを入れる場合は、足底にカイロを敷くのではなく、土踏まずから足の側面、甲にかけてソックスに張るのです。こうすると、足からの放熱が少なくなり、足の裏全体と、実は一番冷えやすい足の甲から指先にかけても冷えません。

また、体が冷えてうつ気分が強い人は、カイロを耳に当てるのがお勧めです。
耳たぶの上にあてるだけでなく、耳たぶを前に倒すようにして、耳の裏側にカイロを5〜6分当てることで脳の血流が増加します。とくに、うつ病では、脳の側頭葉(大脳皮質の外側に位置する脳の一部)の血流低下が起きることが知られています。この側頭葉は耳の近くにあるので、耳を加熱することで、この部分の血流が増加すると考えられます。ネガティブな気分のときは、耳を加熱すると解消できます。また、耳を支配している神経は内臓も支配していますので、内臓機能を改善させる効果も期待できます。

今回はここまでです。次回は「蒸しタオルで脳のうっ血を解消」というテーマでお話ししていきます。

自律神経失調症でお悩みなら大阪市西成区天下茶屋の康祐堂あけぼの漢方鍼灸院
院長 冨田 祥史(山元式新頭鍼療法 YNSA学会 評議員)
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