ノキアとシーメンスが通信機器事業を統合,事業規模は2兆円超

 フィンランドのノキアと独シーメンスは6月19日,両社の通信機器事業を統合することで合意したと発表した。

 ノキアのネットワーク・ビジネス・グループと,シーメンスの固定・モバイルの通信事業者向け部門を対等合併し,ジョイント・ベンチャーを設立する。新会社の名称は「ノキア・シーメンス・ネットワークス」。本社はフィンランドのヘルシンキに置き,新会社のCEO(最高経営責任者)にはノキア ネットワーク部門のサイモン・ベレスフォード ワイリー上級副社長兼ジェネラル・マネジャーが就任する予定。

 新会社の事業規模は,合併前の両社の実績から158億ユーロ(日本円に換算すると約2兆3000億円)に上るという。従業員数は約6万人。新会社では,通信事業者向けにIMS(IP Multimedia Subsystem)やW-CDMA/HSDPAなどのネットワーク製品を提供する。

 通信機器市場は,通信事業者の合併が進んでいることによって競争が激化している。今回の合併も,統合により共通部門を効率化し,スケール・メリットを出すことが狙い。合併に伴うコスト削減効果は,毎年15億ユーロ(約2200億円)に上るとしている。

 なお2006年4月には,大手通信機器ベンダーである米ルーセント・テクノロジーと仏アルカテルが合併を発表済み(両社の合併後の事業規模は210億ユーロ)。通信機器ベンダーの再編が加速している。

(堀越 功=日経コミュニケーション )
[2006/06/19]


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世界的には通信会社の収益減少、サービス価格、機器価格低下に伴い、世界マーケット全体がシュリンク。加えて、韓国、台湾、中国勢の進出、激しい競争。


通信機器ベンダーは仏アルカテルと米ルーセントの合併に続き、フィンランド・ノキアと独シーメンスの事業統合。

放送事業者向けには米シスコのサイエンティフィックアトランタ買収。


世界的な再編の流れは続き、次はカナダ・ノーテルとスウェーデン・エリクソンか?米モトローラとカナダ・ノーテル?あるいはシスコも参戦?


この中で日本はどう?旧電々ファミリーNEC、富士通、日立、沖電気の再編は?携帯端末のパナソニック、NEC、シャープ、ソニー・エリクソン、三洋、三菱電機、東芝、富士通、京セラは?ケーブル会社も古河電工、住友電工、フジクラ、三菱電線、日立電線。。。。


ちょっと多すぎない?


車メーカーも多いけど、本当に世界に飛び出せないこれらの企業は日本の中だけでやっていけるの?


日本でも半導体の再編は進んでいるが、国内同士の単なる合併。携帯端末も単なる共同開発。。。


日本は次は富士通か、沖電気か?