KDDIはソフトバンクの追い上げに恐怖を感じていた。


加入者数では固定はADSL+旧日本テレコムODN+おとくラインで1000万加入とハイプ(事実だが数字を足し合わせるのは意味がない)を豪語するソン様、これに携帯1500万加入が加わり、Yahoo! Japanのユニークオーディエンス月間1億ビューを加えると、既に追い越されているように感じている。


これまでポータルをもたないKDDIは非常に危機感を感じており、これまで固定ではExciteとの提携、携帯はEZWEB、FMC的サービスはDUOGATEという連携していない、ただ持っているという状況だった。そこにきて、この提携は予想されたもので、いわゆるビッグネームが欲しかった。そのビッグネームとしてはgoogleしか選択肢が残っていなかった。

これによって明日の株価が上がるかどうか、市場がどう評価するか?


また、今のところKDDIは携帯のポータルとして考えているようだが、本格的にWEB2.0的企業に脱皮できるか?


KDDIのPCサイトビュアは極めて貧弱なアプリケーションで、WINで高速化したにもかかわらず、とろくて9.6kbpsモデムの時代に戻ったようなサービスだ。とても普及するとは思えない。むしろトラフィック(パケット数だけ)喰う金がかかる時代遅れの代物だ。

googleマップスとリンクできるか?Naviwalkはどうするのか?

google Talkはどうするか?KDDIのネットをすり抜け、失敗したメタルプラスや光プラスを駆逐するサービスである。これと提携できるか?

本気で2.0的会社になりたいのであれば、今の従量制課金(トラフィックベース、使用時間ベース)による課金体制を改めて、広告ベースによるビジネスモデルに転換しなければ、提携の意味と効果、KDDIの未来はない。。。


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           |  NTTグループ  |  KDDIグループ  |  ソフバングループ

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 固定通信    

  電話         5000万加入     メタプラ200万      おとく150万+BBフォン

  ADSL          500万加入    なしDIONに100万     Y!BB 500万

  FTTH       年内600万加入   光プラス+TEPCO20万?  なし

 インターネット  ぷらら+OCN650万     DION320万      Y!BB500万

 ポータル         goo     Google+DUOGATE+Excite?    Yahoo!

 映像配信     4th Media        光プラス+CATV    BBTV(失敗)+TV Bank

 携帯通信       ドコモ          au            ボーダフォン

  電話         4500万加入     2300万加入       1500万加入

  3G          1500万?       1800万?         200万?

 音楽配信       着うた6月以降   着うた、フル        アップル・iPODと提携

 映像・ワンセグ    提供提供       提供済み         これから

 電子マネー      iD(住友)       Suica/(UFJ)      ???

 B3G HSDPA/WiMAX Rev.A/NG2000/WiMAX WiMAX

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(注:数字は適当、内容も筆者の記憶によるm(_ _)m) 


これを見たらどこが、誰が生き残るかは一目瞭然だ。。。