「3位のままでいるつもりはさらさらない」--孫氏が語る今後の携帯電話戦略
・料金施策の失敗などで、シェアが低迷していたボーダフォン。ソフトバンクは傘下に収めることで、グループの強みを最大限に活用し、新たな魅力ある携帯電話事業者として生まれ変わらせる考えだ。
2006/03/18 00:42
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1.ネットワークについて
ボーダフォンはつながらない→第3世代携帯電話(3G)を中心にエリアカバー率を高めていく???
買収に1兆3000億円の借り入れ、2000億円にも及ぶ有利子負債を引き受けたソフバン。
買収後2.4兆円にも及ぶ有利子負債を抱え、エリアカバレージを上げていくためには、毎年数千億の設備投資が要求される。本当にけちな商人は継続的に投資、資金調達できるのか???
バックボーンはソフトバンクの基幹ネットワークを使える→コスト削減が図れる???
ソフバンのバックボーンを使うが、日本テレコムは使わないということは、日本テレコムによる売上げ減でコスト削減で相殺???
ソフバンの固定とボーダフォンのケータイ融合→FMC(Fixed Mobile Convergence)が提供???
日本テレコムの『おとくライン』とボーダフォンのケータイは融合できるのか???Yahoo!BBとVF3Gと融合できるのか???いまだソフバンと日本テレコムは組織的に融合できているのか???ボーダフォンにクビを切られてソフバンに入った人間とボーダフォンに残った人間で融合は出来るのか???
2.コンテンツについて
ヤフーの強みを最大限に生かす???
VF3G(W-CDMA)からインターネットは見れるのか???TVバンクから動画コンテンツは見れるのか?384kb/sの貧弱な回線で動画は見れるのか???HSDPA/HSUPAに投資する気はあるのか???WiMAX推進室をせっかく作ったのに解散するのか??
MOVIDA ENTERTAINMENTはゲームを配信できるのか???
グーグルは使えないのか???
3.営業体制について
家電量販店へのチャネル、Yahoo! BBの販売代理店、Yahoo! JAPANを活用、スマートに販売?
ボーダフォンショップ、2次代理店は使わないのか???
ボーダフォンジャパンは代理店へのバックマージンを払わなくなった英ボーダフォンの政策判断による新規加入者獲得競争に敗れていったという過去を持つが、本当に加入者獲得競争に勝てるのか?ケータイ番号ポータビリティが今年11月から始まったら逃げられるのでは???
4.料金施策について
「価格破壊」はやらない???
1年前に『日本の価格は世界で最も高い』って、下げようって新聞広告までぶち上げたくせに、料金は下げないのか?? ソフバンのケータイマーケット参入に意義は何なのか???
借金抱えてデフレスパイラルに入るのがようやく理解できたのか???
5.世界戦略について
世界に5億人いるボーダフォンと提携???
英ボーダフォンは米グーグルと手を組んだが、日本はヤフーと???
ソフバンは今後、ボーダフォンというブランドを変更するらしいが、ソフバンで売れるか???
ここのところライブドアにお株を奪われていたから、ソフバンをただブランドにしたいだけなのか???
世界戦略は微塵も感じられない。。。
ブランド好き、大きいことが好きなソン様の思いつきに合わせて戦略を後付した感が否めない今回の買収。選択肢が残り1社の買収しかなかったし、新規事業者としてはやっていけないという判断、切り替えは正しいが、いつまで打ち出の小槌Yahoo!ブランドを使えるか。。。
MNP