AT&T、ベルサウスを670億ドルで買収へ--全米最大の電話会社誕生
文:Marguerite Reardon(CNET News.com)
翻訳校正:坂和敏(編集部)
2006/03/06 08:28

[午前10時45分更新] 米通信会社のAT&Tは米国時間5日、同じく旧地域電話会社のBellSouthを670億ドル相当の株式交換で買収することを明らかにした。これにより、業界第2位のVerizon Communicationsを大きく引き離す大規模通信事業者が誕生することになる。

 現在のAT&Tは、地域電話会社のSBC Communicationsが昨年、長距離通信に特化していた旧AT&Tを買収して誕生(買収後に社名をAT&Tに変更)したもので、現在米西部および南西部を中心に13の州でサービスを提供している。

 米国第3位の地域電話会社であるBellSouthとの合併により、AT&Tは新たに南東部の9州を加え、合計22の州でサービスを提供することになる。合併後の新会社は約7000万人の顧客を抱え、年間売上は1300億ドル規模になると見られている。

 さらに、AT&Tは同社とBellSouthの合弁会社であるCingular Wirelessの経営権も完全に傘下に収めることになる。5400万人以上の契約者を持つCingular Wirelessは、全米最大級の携帯電話事業者と考えられているが、AT&Tは現在Cingularの60%を保有している。


======================================================================

このブログを書いた一発目の記事がSBCによるAT&Tの買収話。


あれから1年。VerizonがMCIを買収し、SprintがNEXTELを買収。


アメリカでは固定電話会社、携帯電話会社双方が壮絶な競争を繰り返し、ついには昔に戻ってしまった。

これからは携帯電話会社を中心に国際間の競争が始まる。


ヨーロッパでは既に隣国間では携帯電話会社が隣の国に進出して国境を越えたサービスを展開している。

IP化に伴う固定電話会社の収益減少は深刻で、携帯電話会社が固定電話会社を呑み込んでいく。


アジアでもまずは自国内の競争、それから中国を除く自由市場の国際間への競争へと展開していくだろう。


そして日本は3強時代。

3強のうち、足枷の無い会社は世界へ羽ばたけるか。。。世界一とかNo.1が好きな人だから。。。