USEN、「GyaO」などで「プロジェクトX」をはじめとしたNHK番組の配信実験
目黒譲二
2006/01/25 21:30

 USEN は1月25日、NHKエンタープライズより提供された人気番組「プロジェクトX 挑戦者たち」他を、自社グループで運営する無料ブロードバンド放送「GyaO 」(ギャオ)、光ファイバ加入者向けポータルサイト「BROAD-GATE 01 」およびオープンコンテンツポータルサイト「ShowTime 」にて、2月3日より順次実験配信すると発表した。

 GyaOでは、パソコン向けに「プロジェクトX 挑戦者たち」を含むNHK番組を無料配信し、BROAD-GATE 01では、NHKのハイビジョン番組「NHKスペシャル宇宙未知への大紀行」を光加入者向けに6Mbps(予定)の高品質映像にて有料配信する。そしてShowTimeでは、有料会員向けに上記番組を含む約60のNHK番組を有料配信する。





NHK,サーバー型放送への参入を表明

 NHKは,2007年中にサーバー型放送に参入する計画を明らかにした(NHK経営計画 )。専用受信機に盛り込まれる予定の利用制御システムを使った有料課金方式にすることなどを検討しているという。

 サーバー型放送とは,受信機に大容量のハード・ディスク装置(HDD)を搭載し,いったん番組を蓄積することを前提にした放送サービスのこと。NHKは利用シーンとして「スポーツ中継を放送で視聴しながら受信機に蓄積し,メタデータに基づいて別の時間にハイライト・シーンだけを視聴する」「見逃した番組や過去の名作を検索し,インターネットを通じてダウンロードして蓄積する」といったことを想定している。蓄積した番組の視聴回数などに制限を加えることも検討しているという。

 NHKはサーバー型放送を有料課金とする根拠として,料金負担の公平性を挙げた。「サーバー型放送では設備整備やメタデータ制作,コンテンツの権利処理などに一定のコストがかかる。このような経費に受信料を使うことは,かえって公平ではない」(NHK)とその理由を説明する。

 サーバー型放送サービスを行う上で,NHKは,インターネットを利用した事業展開に同社が課せられている規制の緩和を主張している。具体的には,NHKの事業範囲を規定した放送法や,総務省が2002年3月に示した指針「NHKのインターネット利用に関するガイドライン」(総務省のWWWサイト )である。後者については,放送番組を2次利用したインターネットによる情報提供について,規模(経費の上限は年額10億円程度)や分野などを細かく制限を加えている。

浅川 直輝=日経エレクトロニクス

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通信と放送の融合が取りざたされ、竹中総務相主導になり、より実現へ向けて流れが本格化してきた。

この流れに負けないように、当然お役人さん(ほぼ官僚)たちは先に動く。。同時に料金未納の流れ、予算削減の強い風当たり。

果たして、これは守りか、それとも攻めか???