どうなるライブドア--これまでの事件の経緯とその影響
永井美智子(編集部)
2006/01/20 16:28

[ラウンドアップ] 東京地検特捜部によるライブドアへの強制捜査は、各方面に大きな影響を与えた。特に大きかったのは株式市場への影響だ。「ライブドアショック」とも呼ばれる株価の下落を受けて売りが殺到し、1月18日には東京証券取引所が自主的に全銘柄の売買を停止するという異例の事態に陥った。19日には取引を再開し、平均株価も上昇に転じたが、当面の間、注文件数が850万件、または約定件数が400万件を超える場合には、株式、転換社債、交換社債などの全銘柄の売買が停止する恐れがある。



ライブドアは、1月20日時点での社内調査結果を発表した。粉飾決算の疑惑がもたれているが、「現時点で公表できる段階にない」としてコメントを控えた。
---2006/01/21 00:21


ライブドアと同じ港陽監査法人を会計監査人に持つビービーネットは、ライブドアとの関係について、人的、資本的、事業的な提携関係はなく、また財務諸表等の開示にも問題はないとのコメントを発表した。
---2006/01/20 22:42


岩井証券は1月19日、ライブドアとライブドアマーケティングの株式を1月23日から信用取引の担保として認めないと発表した。
---2006/01/20 17:16


アイ・シー・エフは、2003年当時のライブドアとのM&A取引は法律を遵守して適切に開示していると発表した。
---2006/01/20 16:39


ライブドアは一連の強制捜査を受け、改めて関係者へ謝罪するとともに、今後のポータルサイト「livedoor」の運営方針を発表した。
---2006/01/20 14:37


通信販売大手でライブドア傘下のセシールは、代表取締役社長にライブドアコミュニケーションズ代表取締役社長の佐谷聡太氏が就任すると発表した。当初予定されていたライブドア取締役の岡本文人氏は、一連の騒動を受けて辞退した。
---2006/01/20 14:13


ライブドアは、関連会社のライブドアマーケティングが出版社のマネーライフを子会社化した際に適切に情報を開示しなかったとされる問題について、社内調査結果を発表した。
---2006/01/19 10:19


エイチ・エス証券はライブドアに関する証券取引法違反事件について説明するとともに、同社副社長の死亡を確認したことを明らかにした。
---2006/01/19 14:35


粉飾決算疑惑やIntel、Yahoo!の予想を下回る決算を受けて、1月18日の株式市場では引き続きIT・インターネット関連企業が総崩れ。
---2006/01/18 12:47


東京証券取引所は1月18日、注文・約定件数が増加していることで約定件数がシステムの処理可能件数を超える可能性があるため全銘柄の取引を停止した。全面的な売買停止はここ2カ月半で2度目だ。
---2006/01/18 14:46


ライブドアは1月17日、証券取引法違反の疑いで強制捜査が入ったことに関して堀江社長の記者会見を開き、現状と心境を語った。
---2006/01/17 10:36


ライブドアの企業買収をめぐる証券取引法違反の疑いは、1月17日の株式市場を直撃し、グループ企業だけではなく、新興企業やIT・インターネット関連企業が軒並み売り込まれた。
---2006/01/17 21:00


東京地検特捜部は1月16日、証券取引法違反の疑いでライブドアの捜索に乗り出した。夕方から夜にも、ライブドア本社および代表取締役社長である堀江貴文氏の自宅に強制捜査が入る見込みだ。
---2006/01/16 17:33