平成18年1月13日 日経夕刊


『海外で携帯』トラブル増加    ローミングサービス  国民生活センター調べ


海外にいても国内と同じ番号で携帯電話が受信できる『国際ローミングサービス』など、海外で使う携帯電話利用を巡る相談が、全国の消費生活センターで増えている。海外で電話を盗まれ三百万円を請求されたとの相談もあったほか、『着信だけで課金されるなんて知らなかった』といった消費者の理解不足や、業者の説明が不十分なケースが目立つという。


国民生活センターによると、海外で使う携帯電話に関する相談の件数は、2001年4月から4年間で計263件あった。昨年4月から11月末までは86件で、前年同期の倍以上と年々、増える傾向にある。

半数近くは、ローミングサービスの利用料金に関する相談。ローミングサービスを利用するため、携帯電話を借りて海外を訪れた50代の男性は『滞在中に着信は何度かあったが、通話は一切していないのに課金された』と相談した。男性の利用したサービスは着信だけでも課金される仕組み。男性は課金の仕組みをよく理解していなかったとみられ、『業者は説明書に記載してあると言っているが、納得できない』と訴えたという。


四十代の女性は未成年の息子が海外に長期滞在する際、『海外でも使える携帯電話』として、ローミングサービス付の電話を購入。息子がこの電話を使い、毎日のように海外から自宅にかけたところ、2ヶ月間で計40万円を請求された。女性は『契約の際、通話料金についての説明を聞いた覚えがない』と話しているという。


また、海外で携帯電話を盗まれ、帰国後に覚えのない通話料金約300万円を請求されたケースもあった。国内の携帯電話の一部は、電話内部にあるICカードが海外でも使用可能なため、カードを別の電話に移して悪用されたとみられる。


国民生活センターは『ローミングサービスは国内の携帯電話サービスとは料金体系が異なるほか、業者間でも仕組みが異なる』と指摘。『料金内容や仕組みを十分理解した上で、契約してほしい』と呼びかけている。



国民生活センターによる報道発表資料はこちら

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着信課金については固定電話と違って業界では常識なのだが、一般の方は知らない方が多い。メールのパケット課金もそうだ。だからみんなパケット課金、パケ死などということも起こる。

また、国際ローミングで海外から国内に電話をかける場合も便利だからかけてしまうが、実際はお金がかかる。

携帯電話を盗まれた場合はよく分からないが、気をつけましょう。

基本的に携帯電話は固定電話よりも加入者数が多く、国民の共有資産である電波は国からタダで分け与えてもらっているのに(特にNTTドコモは民営化により局舎まで安くで譲り受けているのに)、固定電話より料金が高いというのはどういうことだ!!!しかも携帯電話会社の利益率は異常に高い。。。儲けているのなら還元しろよ!!!ユーザ不在の無駄な3Gとか4Gとか、意味のない技術競争はやめてくれよ!

一昨日9000万加入を突破(固定電話の1.5倍の加入者)がいるというのにこのざま。儲けるうちに儲けておこうという魂胆がみえみえで、早く新規事業者参入効果により、料金が1/2、1/3に下がっていくことに期待しましょう!!!

海外から電話かけるならSkypeOut/SkypeInをどうぞ。