今日現在のバトルはフジテレビ側(性格にはニッポン放送)の「新株予約権の発行」vsライブドア側の「発行権の差し止め請求」と司法の場に戦場を移し、閉塞状態に陥りつつあります。
また、多くのマスコミは、「ジジイ」vs「若造」の構図で、若い人たちはほりえもんを応援し、守旧派(こういっている私自身は堀江さんを応援しているように聞こえるかもしれない)はやれ服装がどうだこうだ、やり方がおかしいとか言っている図式をむしろ増幅している感があります。

では果たして、ほりえもんの経営者あるいは投資家としての行動がどうただったかというと、それに関する記事が日経から出ているので参考にしてください。

NIKKEI NET 2/21版 マネー&マーケット 経済羅針盤
ピムコジャパン社長 高野 真 氏のコメント・解説

これを要約すると、堀江さんの行動はルールの中で間違っていないし、むしろニッポン放送社長のコメントがおかしいです。「放送業界は市場の論理に甘かった。」

「はあー?」(どっかの芸人のフレーズのように発音する)
この人は経営者としておかしいんじゃない?むしろ「失格」なんじゃない?

「ライブドア参加になると企業価値が下がる。フジテレビの傘下に入った方が企業価値が高まる。」

「はあー?」
「フジテレビの親会社のくせに、子会社から仕事が来なくなる。」だって。
「インターネット放送や子会社のチケット販売の可能性を検証したのかよ?」

マネー&マーケット ライブドア傘下時の企業価値

いづれにしても、「このおっさんを経営者として排除する」ほうが株主価値、企業価値を高められるんじゃない?昔オールナイトニッポンのDJをやってたらしいけど、60-70年代の栄華をまだ引きずってんじゃない?この「パペット」を早く引き摺り下ろさないと、「ニッポン放送」はだめになるんじゃない?

と、マスコミの議論は「プレイヤー批判に集中している」し、そんなマスコミ全体が自分たちの既得権益を守ろうとする「堀江はメディアの公共性を理解していない。」云々の馬鹿な議論に摺り返る風潮に陥っているので、今日はやや強めの意見でした。
(という私自身も「古い」プレーヤー批判?いいえ、私は「古い体制」やそれを「守ろうとする人たち」を批判しているのです。)

Japan Internet.comの記事
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