WWEを楽しんで見るようになって、10数年経つ。

今のWWEは男子には中邑真輔、女子にはASUKAと、トップレスラーの中に日本人もいて、

見ていてなかなか興味深い。

 

特に中邑への評価は高いのだと思っている。

2018年のストーリー展開を見ていて、間違いなくレッスルマニアまでの主役級の仕事をしたのは中邑とASUKAだった。

二人ともロイヤルランブルを優勝し、レッスルマニアでは主要ベルトへのタイトルマッチ。

ここまでの流れでASUKAの無敗記録継続というのは、想像以上の扱いだったなぁという感じ。

ただ、英語はうまく話せないので、逆に記録面をクローズアップすることで露出を増やしたという気もしている。

結局、祭典でASUKAはシャーロットに負けた。

あそこでハッキリしたのは、女子のトップとして絶対的な地位にいるのはシャーロット・フレアーであるということ。

正直、あそこまで日本人を高く評価して使っているWWEには驚いたが、

祭典まで無敗記録を伸ばす事で、それをタイトルマッチでストップさせるという一番美味しい役目をシャーロットが奪った。

 

かたや中邑。

実は、中邑はこの一年、WWE王座戦線に絡みっぱなしである。

異例ではないだろうか。

しかも昨年、王座戦戦に絡む前にだ、メインロースターに翔鶴してすぐに、

ジョン・シナ、ランディ・オートンという二人の絶対的なスーパースターにシングル戦で勝利している。

僕は、この二試合はテスト的な意味合いが強かったと思っているのだが、

まさかの連勝、しかも内容のある試合で中邑はテストに合格したのだと思う。

この二試合にはどちらの試合にも王座挑戦権が懸けられていた。

 

中邑真輔がジョン・シナに勝利!WWE王座挑戦権獲得!【WWE スマックダウン・ライブ 2017.8.1】

中邑がオートン破りWWE王座挑戦権獲得…大阪凱旋に続く挑戦ラッシュ

 

この結果、昨年8月、9月、10月と当時の王者であるジンダー・マハルとのタイトルマッチが組まれた、

9月は、大阪凱旋公園での挑戦だったから日本向けのサービスだったとしても、

シナ、オートンに連勝しての挑戦権奪取はものすごい扱いである。

この勢いで個人的にはベルトを奪ってしまうのではないかと思っていたが、

中邑はタイトルを獲れなかった。

異例だと思ったのは、途中で王者が変わってから。

 

ジンダーはサバイバーシリーズ2017の直前でAJスタイルズにタイトルを奪われる。

これはサバイバーシリーズで王者対王者、つまりWWE王者は時のユニバーサル王者であるブロック・レスナーと

試合をすることが決まっていた。

マハルが言い出した試合とは言え、役者が違いすぎると思っていたら、

土壇場で王者交代。

ここからスタイルズは現在までWWE王者であり続けている。

抗争相手だったマハルは早々に王座戦戦から撤退。今はUS王座戦線にいる。

マハルはまだ31歳。キャリアを考えれば、ここから別の王座戦戦でキャリアを積んでいずれ

メインストリームに戻ってくる可能性は高い。

 

中邑へのチャンスはロイヤルランブルで回ってきた。

まさかのバトルロイヤル優勝。

ここで優勝するという事は、好きな主要王座への挑戦権の獲得、そして祭典出場の権利を手に入れるという事。

これを一気に手中に収めてしまった。

 

中邑真輔が日本人初のロイヤルランブル初優勝…レッスルマニアでWWE王者AJスタイルズに挑戦決定

 

こんなにチャンスを次から次へと手に入れてしまうスーパースターは、そうそういない。

中邑の評価が高いという事だ。

昔からプロレスを見ている人は違和感があるだろう。

日本人が海外で試合をする時は、基本扱いはヒールだからだ。

ここまでの中邑は堂々のベビーフェイスで、もしこのまま王者になるような事があったら

本当に日本人の扱いが変わったんだなぁと思うところだったのだが。

確かに中邑は英語を流暢に話すので、ストーリーにも絡みやすいとは思っていたのだが。

 

しかし、

レッスルマニアでヒールターン(笑)

とうとうきた。

ヒールターンして、それまで英語でマイクやっていたのに、

決め台詞は「No speak English.(エイゴハナセマセン)」(笑)

中邑はこれでヒールでの力量も試されることになる。

また、ヒールターンしたことで、5月6日のスタイルズとのタイトルマッチは初戴冠の可能性が出てきた。

 

スタイルズが半年ほど王座を守ってきていること。

そして、ヒールで王座を獲得させれば、すぐにスタイルズに王座をリターンさせることもできる。

 

一番ありそうなのは、6日に中邑は王座を獲得して、

リマッチでスタイルズに取り返されること。

 

ただ、もしヒールの需要があれば、あの手この手で王座を守り続ける、という可能性もある。

その時は、中邑のヒール時代は長くなるだろう。

 

いずれにせよ、これだけストーリーの中心であり続けるのは並大抵のことではない。

よって、中邑のWWEの評価は高いと見ているのである。