お正月休みは、普段なかなか会えない大切な人と過ごしたり、忙しさの中で後回しにしていたことに没頭できたり。
あるいは、ただひたすらに身体を休めて、こころをリラックスさせる貴重な時間でもありますね。 皆様は、どのようにお過ごしになられましたか?
私もこのお休みは、空いた時間でゆっくりと東洋医学の論文を書き進めることができました。
改めて感じたのは、私たちの健康がいかに「外との交流」によって支えられているかということです。
「外」に適応し、生まれ変わる身体
私たちのこころと身体は、毎日、絶え間なく新陳代謝を繰り返しながら、生体の「外」の環境と交流し、常に新しく生まれ変わっています。
東洋医学では、この「外」の世界にうまく適応し、健やかなバリアを保つために、五臓の「脾(ひ)・肝(かん)・肺(はい)・腎(じん)」が巨大なネットワークをつないでいると考えます。
普段、私たちは無意識のうちにこのネットワークのおかげで外の世界に適応できていますが、この巡りが乱れると、途端に「外」とうまく関われなくなってしまいます。
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膠原病の発症と、失われた「開放系」
私自身の経験を振り返ると、膠原病を発症した時は、まさにこのネットワークが機能していないような状態でした。
自分の「気」の流れを読んでみると、覆っている膜(オーラのようなもの)が、外の世界と完全に隔絶されてしまったような感覚。
4次元の現実世界ではなく、どこか別の、孤独な別世界に閉じ込められてしまったかのような……。
本来、私たちの身体は「開放系」であり、外からの刺激やエネルギーを柔軟に受け入れて流し、余分なエネルギーは、「外」へ排出していくものです。
しかし、病の渦中ではその扉が閉ざされ、身体の中の「気」は行き場を失って、立ち往生しているかのようでした。
自己免疫疾患は、本来守ってくれるはずの免疫が自分を攻撃してしまうものですが、それはこの「外と内のネットワーク」が乱れ、「自分(自らを分けること)」を見失ってしまったサインなのかもしれません。
ネットワークを繋ぎ直す「腎」の力
この乱れたネットワークを再び繋ぎ直し、身体を再び「開放系」へと戻していくこと。それが東洋医学的なアプローチの大きな目標です。
もちろん、特に急性期には、現代医学の最新の治療や薬が欠かせません。しかし、根本から「発症前の、外と自由に行き来できる身体」に戻していくためには、五臓の連携を取り戻すことが何より大切です。
ここで鍵を握るのが、前回もお話しした「腎(じん)」、つまり「骨」の力です。
「腎」の力を最大限に引き出すには、「肺」との連携が欠かせません。東洋医学では、肺が吸い込んだ空気を、丹田(たんでん)で深く受け止めることを「納気(のうき)」と呼びます。
呼吸が浅くなると、せっかくのエネルギーが「腎」まで届かず、ネットワークが途切れてしまうのです。だからこそ、骨を動かすことと、深く吐いて深く吸うことは、セットで考える必要があります。
健やかな五臓の交流を取り戻すために
五臓六腑の調和が戻れば、気の流れは整い、私たちは再び「外」の世界と健やかに交流できるようになります。
そして真冬の今は、日々の食事に黒ごまや黒豆、黒きくらげなどの黒い食材を取り入れ、「腎」を労わることも忘れないでくださいね。
次回は、もう一つの五臓「心」、「神気」の宿るところについてお伝えします😊



