滋賀県で1番好きな滝という質問に対して、楊梅の滝雄滝と答える方は多いと思う。ほとんど雨が降っていない日でも一定の水量があって、ハズレの日はない。

 「楊梅」は「ようばい」では漢字変換できなくて、「やまもも」で変換できる。「やまもも谷」で三重県尾鷲市の又口川支流である「桃ノ木谷」を連想するマニアの方もいると思うが、桃ノ木谷が楊梅谷であったことは古い文献で確認できる。

 地元の滝だけに訪問回数は多いが、前回から8年の歳月が流れているのには驚いた。駐車場所は5台くらいは可能で、この日はスペースが空いていてほっとした。雌滝から右岸を登って、帰りは滝見台のあるコースから帰る予定だったが、薬研の滝でステッキを忘れたので、ピストンで雌滝に戻った。変化した点は雌滝への登山道の安全配慮、薬研の滝の鉄橋くらいで、雄滝の素晴らしさは相変わらずであった。

雌滝

薬研の滝

雄滝

滝の位置(地理院地図に情報追加)

 

   R161の北小松の信号を左折            駐車場所 

 

     小屋(登山届の箱あり)           看板1

■看板1をGoogleアプリでテキスト化

 楊梅の滝は、県下一の落差を誇る滝です。 雄滝、薬研の滝、雌滝の三段にわかれ、落 差は、雄滝で40メートル、薬研の滝で21メートル、雌滝で15メートルほどあり、合わ せて76メートルになります。湖上船やJR湖西線の車窓など遠くからでも眺めることができ、その遠景は白布を垂れかけたように見えることから、「白布の滝」や「布引きの滝」とも呼ばれています。
 滝の名前は、室町幕府十三代将軍足利義輝がこの地を訪れたときに命名したと伝えられています。「楊梅」とは、高さ十数メートルにもなるヤマモモの木を意味し、山中を堂々と流れ落ちる滝の水柱をその大木にたとえて、楊梅の滝と名付けられたともいわれています。

 

        登山道                 看板2 

 

         登山道                不動明王

 

    登山道は左、右はマニア道        薬研の滝前の外れた鉄橋

 

      マニア道のはしご         分岐(左:滝見台、右:雄滝)

看板2の左下を拡大 

看板2の雌滝・雄滝付近を拡大