弁天滝は三重県熊野市新鹿町にあり、龍門滝と並び新鹿の二大名瀑である。紀伊続風土記第3輯では、「窪河瀧二ノ滝」と紹介されている。一ノ滝は堰堤になったと思われ、確認できなかった。この滝も龍門滝と同様、水量の問題があり、雨後を狙いたい。この日は前日と前々日の雨量合計は120mmであり、滝ガールの坂崎さんの訪問日は3日前からの合計が170mm余りになっていた。

 熊野新鹿ICを下りて行くのだが、西の道は行き止まりなので注意したい。旧道の入口には東海自然歩道の看板があり、昔は右に説明も書かれていた。スマホのOCRでテキスト化すると以下のとおりである。

弁天滝
 大蛇峰(標高687m)を源流とする久保川は、里川に合流し、新鹿湾にその川水
が注がれている。
 ここから1・2km上流には落差約40mの弁天滝があり、滝までの道はハイキング
コースとして整備されている。
 渓流に沿った山道は幾度となく川を横切り、丸木橋を渡る。多くの種類の樹木や
植物が育ち、森林浴が楽しめる片道約30分のコース。
 滝の近くには弁財天を祀るお堂がある。弁財天は七福神の一人、琵琶を弾く天女で、音楽・福徳・知恵などを与える女神として古くから信仰を集め、この弁天様のお堂もご利益を求める人々で賑わった。
 また、里川の上流にも落差約50mの龍門滝があり、弁天滝とならび新鹿の二大
名瀑として知られている。

   今は南に新しい道ができており、ここに車を置く。この滝は龍門滝と違い、弁天堂までは道が整備されており、駐車場から約20分で到達できる。なお、弁天堂から滝までは、川沿いを約5分遡上することになる。

弁天滝(少し左から)

弁天滝(滝前から)

滝の位置(地理院地図に情報追加)

旧道入口

旧入口にある看板(瀑やん我流天晴さん

駐車場所

新しい橋

川を横切る

鳥居

弁天堂

弁天堂からは川沿いを進む