白谷は奈良県川上村の廃村となった白屋地区から白屋岳(1177m)に向かって延びる谷である。私は奈良県森林基本図に4つの滝マークがあることから注目したが、大阪わらじの会の「台高山脈の谷(上)」には約50年前のレポや遡行図が掲載されている。

 近年のネット情報では、沢登りやほとんど遭難というヤマレコの報告がある。後者は今回の私の探索にルートが近いので、周辺の様子がよくわかる。コメントでは、川上中学登山コースから見える支流の20m滝の情報も得た。

   白屋集落跡は地理院地図ではよくわからないが、GoogleMapでその様子が確認できる。途中にゲートはあるが、カギはなく、進入可能である。その先の分岐は左が展望台(トイレ完備)で、右が奥の駐車場への道となっている。奥の駐車場からは踏み跡を辿っていくが、地図の緑線も急斜面の巻き道であり、安全な道ではない。GPSで位置を確認しながら進まないと、危険な場所に出てしまうこと多い。難度としては、F1>F4>F3>F2となる。地図の矢印は私が採用したルートを簡略化したものであり、かなり誤差もある。こんな場所で滑落したら、救助も困難である。初心者のみやソロはやめておくほうがよい。

地理院地図に情報を追加

  

F1 (30m)                                          F2(20m)

 

F3(20m)                                        F4(20m)

  

支流出合滝(10m)           二条滝(10m)

支流滝(10m)