地理院地図を見ている時に、烏ノ塒屋山(からすのとやさん)の西方に滝マークがあるのを発見。これは誰も知らないだろうと、探索することにした。天滝谷出合から先はコンクリート舗装の作業道で一般車は通行禁止となっている。狭くて急な道には獣害対策の柵が2か所あり、それらを開けて進むと、奥に規模の大きい人工物が目に入った。立派な三尊仏像であった。滝は左下にあるのだが、上部からの降下は無理で下流の斜面から下りた。網があったが、開くようになっていた。2段15mくらいか。栗壺不動お滝はハズレだったが、この滝は下段は網や木で荒れているが、上段はまずまずの印象だった。ただ、帰りには寄ろうと思っていた途中の小滝のことはすっかり忘れ、車まで戻ってしまった。

 帰宅後に、この滝の情報収集をする。滝名はすぐにわからないし、谷名、川名なども不明だ。この方は行っているかもと調べると、予想的中。やはり、少し残念な気分に陥った(笑)。台高山脈、大峰山脈などのメジャーな山域ではなく、この付近でよく知られた山は龍門岳くらいで、烏ノ塒屋山の山行報告はほとんど他のルートなので手掛かりはなかなか見つからない。そして、たまたま、自宅の本棚にあった「大和まほろばの山旅」内田嘉弘著、ナカニシヤ出版を開けて、この滝の情報に出会った。2段35m「天滝(あまんだき)」。周辺の谷名もこの本から得た。高さはそこまではないが、位置は一致した。これで今、気持ちよく、記事を書いている。

天滝(上段)

地理院地図の情報追加

駐車場所

通行禁止

コンクリート舗装で急な作業道

左下に滝

三尊仏像

説明

不動明王

落ち口入口(ここからの降下は無理)

天滝(下段)