この山域の地図は2018年に発売されて以来、6年連続の購入となった。ただし、紙版と電子版を1年おきにしている。通常はあまり変化がないので、5年おきくらいでいいが、この範囲の著者は精力的な調査研究を地図に反映させているからである。2018年から2021年は紹介されている滝の数も増え、滝ファンにとっては喜ばしかった。

過去には2019年版2020年版2021年版2022年版の記事がある。

 さて、2022年版が少し残念だったので、今年はどうしようかと調べると、範囲が増えているではないか。図のGの伊勢路で、尾鷲市付近の地図だ。早速、電子版をダウンロードして、この範囲を見てみた。滝としては村嶋不動滝、デンガラ滝、アナギの滝、清滝が掲載されていた。残念な点は、清五郎滝が地理院地図と同じく、清五郎橋の下流になっていることや、銚子川左岸支流の「五ノ滝谷」が「王ノ滝谷」になっている点である。2011年頃の「大台ヶ原 高見・倶留尊山」ではこの付近も範囲に入っており、この誤植を引きずった形だ。いずれにしてもこの「山と高原地図」シリーズは滝めぐりの必携であり、自分の行動範囲のものは揃えておきたい。

 

*森林計画図(林野庁)を引用