宇賀渓の滝めぐりシリーズも長尾滝は先月書いたので、今回の燕滝が最後になる。燕滝は本流の直瀑で、周囲の岩と美しい水が融合し、この上もない絶景を形成している。2013年に沢登りでこの滝を目指したが大岩を越えることができず、リベンジの時はこの滝のためにアルミ梯子と背負子を買い、何とか到達した。私の好みの順位は、(1)燕滝(2)長尾滝(3)魚止滝(4)五階滝(5)御所滝(6)白滝である。沢ルートが通行止なので、登山道からの降下を試みることにした。2020年のるみさんのブログが参考になった。なお、懸垂下降の動画もある。

 木の生えた土斜面は下りられるが、沢近くになるとかなりの傾斜になり、ザイルが必須となる。20m+15mのザイルを使用して、何とか降下できたが、慣れていないとかなり危険だ。燕滝の滝前に立ち、達成感は感じたが、昔のような感動はない。やはり、滝壺が少し埋まったためだろうか。なお、いつものことだが、危険な場所での写真、動画があまりない。これは今後の課題だ。

燕滝

滝の位置(地理院地図に情報追加)

窯跡

ザイル使用