国土地理院の2万5千分の1の地形図で見えなかった滝の存在が、等高線の間隔が2mのM-GISでわかることがある。過去には三重県紀北町の小松原谷や五ノ滝谷の滝をこれで見つけた。最近、遠望で確認できる大丹倉の滝の滝前に挑戦された記事を見るので、M-GISを起動してみた。なお、GoogleMapもマウスを動かすことで、この付近を観察できるので便利である。P1P2P3P4

 図1、図2は地理院地図(等高線10m)とM-GIS(等高線2m)であり、後者はより地形の急峻さがわかりやすい。注目は赤丸で囲んだ付近で、100m級の滝がありそうだ。30-40m級2本かもしれないが、下流は登りやすいナメが予想される。

図1.地理院地図による大丹倉付近(橋名追加)

図2.M-GISによる大丹倉付近

図3.五号橋の谷

図4.赤倉橋および無名橋1の谷