この滝はtakiya_ymさんから情報を得たもので、名称は「奈良県名勝志」明治24年を参照しました。高見山平野コースから斜面を降下すると到達できるのですが、水音はしても滝が全く見えないので登山者で気づく方はまずいないと思われます。大谷川の水量についてはあまり期待していませんでしたが、程よい流れでほっとしました。

 高見山平野コースは整備されたメジャーなルートで登山者にも出会うのですが、階段状の上りはやはりきついものです。最初は滝の存在に気づかず、高見杉も越えてしまったのですが、途中で引き返しました。高見山山頂まで行こうとも思いましたが、良い選択でした。高見杉までは登山地図では1時間となっていますが、私は45分でした。

 滝のある場所は川が近くに見える場所の下流であり、尾根があるので滝は全く見えません。木が生えた土斜面の尾根を50mくらい降下すると、滝の流れの中間でした。そして、さらに下降して滝前に立ちました。やはり、「お~、凄い!」の印象。ただ、高さはあるものの傾斜がやや緩く、上段が見えなかったりするので、写真撮影は難しい感じです。帰りは適当に登ると、滝の落ち口に着きました。上段もそれなりの高さで、上流には2つの小滝がありました。

 こんな滝が、takiya_ymさんと私しか知らないとはもったいない話です。滑落死するほどの危険もないので、滑りにくい靴での挑戦をお勧めします。

■広域地図

■地理院地図に情報追加

■高見山平野コース入口

■整備された登山道

■林道から望遠で落ち口を見る。

■高見杉と避難小屋

■やや右から

■やや左から

■流れの中間から

■落ち口から

■上流の小滝