昨日、審査腹腔鏡してまいりました。


これで、他のがんがなければ、手術(膵頭十二指腸切除術に状況次第で門脈も)へすすむことになるようです。


病室から手術室まで、看護師さんと歩いて行きます。手術室のあるゾーンは、ドラマの世界のようにかっこいい。


そして、手術室へ


手術台に横たわると、看護師さんたちが手際よくいろいろなものをセットしていきます。
肌になにやらペタペタ貼ったり、点滴の針刺したり。

すると酸素マスクをつけられて、深呼吸するように言われました。深呼吸何回したかな、看護師さんが『そろそろ眠くなるお薬入りますよ』と声をかけてくれました。


「全然なんともないぞ」っておもった、次の瞬間天井がぐにゃりとなって、そこで記憶がとぎれました。

どのくらいたったのかなぁ、名前を呼ばれたのかな?肩をさわられたのかな?

目がさめました


夢をみていたのか


いい夢なのか

悪い夢なのか


夢なんてみていなかったのか


おぼえていないのに、なぜか夢の中へ戻ろうとして


ここが手術室と気がついて引き返す


音のないところから、帰って来たようです。


のどに管をいれていた影響で声が出ません。


「どうでしたか?」と聞きたいのに。


ここへ来たときと、同じように、みんなテキパキと作業をしています。

わたしは、頭しかうごかせなくて、主治医の先生をキョロキョロさがしましたが、見つかりません。


時計が見え、時間をみると結構時間がたっていて、「あ、これは、なにか他のがんがみつかってしまったのかも」と、どーんと不安になりました。


主治医の先生も居ないし


と、思ったら、わたしの頭の真裏から、聞き覚えのある主治医の先生の声で、

「お腹のなかキレイでしたよ。あとは細胞診の結果待ちですね」と


そこにいらっしゃったんですね


ほっとして、ようやく少し出るようになった声で

「ありがとうございました」

と言いました。