今日は秋学期の初日で、自分は「Globalization」「Chinese Language」の二つのクラスに出席した。両方ともイントロダクションのみで授業が終了したが、今後が非常に楽しみな内容だった。

「Globalization」の授業は、Stephan Haggard教授とBarry Naughton教授が担当するMPIAコース(Master of Pacific and International Affairs)の必修授業である。日本の大学で言うと「国際政治経済概論」と言った授業に相当するのではないかと思う。取り上げられるケースは米国のものが多くなりそうだけど、内容は基礎的なもので、日本の同様の授業と大きくは変わらないと予想される。ただ、授業のスタイルはやはり異なり、先生は学生を気にかけながら出来るだけ分かり易くプレゼンテーションをしようと試みる。このスタイルは、質問も多く出てインタラクティブな授業になるという利点はあるものの、一回当たりの授業の密度はどうしても薄くなってしまうように感じた。ただ一方で、毎回のリーディングアサインメントや宿題、中間試験、期末試験等がしっかり用意されており、授業外の勉強を促すことで一回当たりの授業の密度の薄さを補っているようであった。本格的な内容については次回以降を楽しみにしたい。

「Chinese Language」の授業は他の科目とは違い、一回50分が週に4回である(うち2回はTAセッション)。授業では先生が英語を使いながら単語や文法等を学生に教え、TAセッションではTAが中国語のみを使って学生の授業の復習を手助けする。今日はこちらもイントロだったが、開始直後に先生が突然中国語でしゃべり出し、学生に次々と質問を浴びせかけ始めた。自分が中国語を学んだのは5年前の話で、半分くらい何を言っているか分からなかったのでひたすら当てられないことを願うことに・・・後で確認すると、一年生の時に学んだことを確認する目的でやっていたらしい(自分が今回取っているのは学部二年生のための授業)。これは急いで昔学んだことを思い出さねば、、、と思わされた。この授業では、もちろん毎回出席を取るし、毎週の宿題・小テスト、4回の口頭テスト、2回のペーパーテストがある。教室は比較的少人数で横に広い構造になっているため、授業はインタラクティブに行われる。日本の大学で中国語の勉強をしていた時には、教室の後ろでサボっているか寝ているかだったが、ここでは絶対にそんなことは出来ないと思う(先生の注意を受けると思うし、運良くそれを逃れても確実に単位を落とす)。ただ、先生は学生の学習をモチベートして下さる素晴らしい方で、このクラスを取れて幸運だったと思う。

授業が終わると、IR/PSの同級生から焼肉パーティの誘いを受ける。今日は中国・韓国の月見の日(?)らしく、韓国風バーベキューパーティが催されるらしいのだ。とりあえず行ってみると、数人の日本人を含め多くのIR/PSの同級生と出会うことが出来た。皆凄くフレンドリーで、それぞれ面白いバックグラウンドを持っており、素晴らしい出会いがいっぱいだった。特に、日本語が話せるドイツ人、スペイン人、アメリカ人、韓国人、中国人などなどの学生と出会ったのは印象的だった。

IR/PSは、アジア・太平洋の国々やそれらの言語に興味がある日本人にとっては、物凄く居心地が良い場所だと思う。自分はEAPという通常の留学生のコミュニティとIR/PSのコミュニティの両方に所属しているからそれを比較できるが、やはり前者よりも後者の方が居心地が良い。もちろん年齢の問題もあるかも知れないが、それ以上にIR/PSにはお互いに興味を持ち合える仲間が集まっていると思う。皆がアジア・太平洋の国々の言語・政治経済を学びたいと思って集まっているため、お互いがお互いの先生になれる。通常の留学生コミュニティではなかなか近付きづらい欧米の学生とも、IR/PSのコミュニティでならスムーズに会話が出来る。日本人はもちろん、異なる国々から来る学生にとって、第二外国語の英語で深いコミュニケーションを取り、お互いの政治や経済、言語、歴史、文化等を共有することは相当に難しいことであると思う。同時にそれは、グローバル化が進むこの世界のあらゆる場所で必要とされていることでもある。IR/PSは、そのようなコミュニケーションを促進するための優れた仕組みを持つ大学院であるように思う。
今日は朝9時から、日本語の授業のTA(ティーチング・アシスタント)のミーティングがあった。そこでは先生を始め10名程度の日本人TAが集まっており、来るTAセッション(TAによる学生に対するレクチャー)に向けてのシミュレーションが行われた。こちらでは主に大学院生にTAの機会が与えられており、日本語クラスのTAとして多くの日本人の方々が採用されている。シミュレーションでは、ミーティング参加者を授業に参加している学生と見立てて、実際にTAの方々が授業を行った。

授業用のスライドや発言の内容等、TAセッションの内容は細かく規定されてはいるものの、教え方にはそれぞれのTAの方々の個性が出ていてとても面白かった。はっきりとした言葉で分かり易く教えることが出来る人、学生とのコミュニケーションが上手な人、コミカルで面白い雰囲気を作ることが出来る人、落ち着いた雰囲気を作ることが出来る人、と様々ななTAの方々が居たが、全員完成度が高く、良く準備されていることが感じられた。日本のTAよりもかなり準備が必要で大変そうであることを感じた。やはり想像していた通り、全く日本語を知らない学生に対して上手く講義を進め、自然な日本語を学んでもらうのは至難の業である。自分は今学期のTAは他の授業との兼ね合いで無理そうだけど、来学期は是非挑戦してみたいと思う。

ミーティング後には、そこでお会いしたドクターの方に車で海岸散策に連れて行ってもらった。サンディエゴの海岸近くの市街地でメキシコ料理(カリフォルニアブリトーとオルチャタ)を買い、砂浜に座って鳥(カモメ?)と一緒に昼食を取った。メキシコ料理は少し日本料理に似た味がして、とても美味しく感じられる。もちろん価格も安くて、量は多い。特にオルチャタは、ドクターの方に勧められて飲んだが、米とシナモンを含む和風の味でかなり好きになった。UCSDの構内ではなかなか感じられないが、やはりサンディエゴはメキシコに近い町である。町にはメキシコ料理店とスペイン語の看板が並び、スペイン語も普通に使われている。

昼食を取ったのはパシフィック・ビーチというところだったが、その後には別の海岸に行った。そこは有名な場所のようで、観光客っぽい人々の姿がちらほら見られた。そこは目の前一面に水平線が広がり、澄み切った美しい海に波が打ち寄せる様子を見ることが出来る場所だった。ずっとそこに居て海を眺めていても飽きなさそうな素晴らしい場所だった。ちなみに砂浜にはしばしばアザラシが登場するようで、それを撮ろうと立派なカメラを持ってきている人も居た。今回アザラシを近くに見ることは出来なかったが、少し遠くの岩肌の上に発見することが出来た。その後は、ドクターの方から大学院での生活、日米の大学・学生の違い、英語の勉強についての貴重なお話を伺いながらキャンパスに帰り着いた。初めて会ったのにもかかわらず、食事を紹介してくれて、色々な場所に連れて行って下さったその方には本当に有難く感じた。自分は孤独でも平気な方ではあるが、やはり海外での生活は心細い。頼りになる優しい日本人の方が居てくれるのは凄く助かる。




夜には、大学のInternational Centerでダンスパーティが行われた。通常のダンスパーティは、DJが最近流行している音楽をガンガンかけて皆がそれに合わせて自由に踊るスタイルだが、今日のは少し違った。マイクを持った年配のオジサンがインストラクターとしてステージに立ち、ダンスをレクチャーしてそれに合わせて皆が踊るスタイルだった。最初は個別のダンスだったが、途中から男女のペアダンスにシフトし出した。どこのスタイルかは知らないが(メキシコかも?)、初対面の男女で普通に手をつないだり軽いボディタッチやハグがあったりして最初は戸惑ったが、時間が経つにつれて慣れ、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。その後もキャンパスやホームパーティをうろうろして多くの新しい学生と知り合うことが出来た。最近はこんな感じの毎日で、こういう生活を送っていると5年くらい若返ったような、というか学部一年生に戻ったような感覚になる。

とはいえ、明日からは新学期!頑張ります。
今日はなかなかリア充な一日だったかも知れない。授業前の準備やパーティを通して多くの新しい学生に出会うことが出来たし、そのうちの何人かとは深い話をすることが出来た。この両方が出来ると、一日が充実したと感じることが出来るようだ。こっちに来てから、多くの初対面の学生とその時々を楽しむような機会が多かったけど、やっぱり一対一あるいは少人数で深い話をする機会は自分にとって不可欠だ。後者の方が自分にとっては充実した、あるいは”楽しい”時間に感じられる。

さて、今日もサンディエゴは曇りがちで朝も寒かったため、昼頃まで布団から出られなかった。昼過ぎになって中国語のクラス決めのためのインタビューに行かねばならないということを思い出して、慌てて準備して教室へ向かった。インタビューには多くの韓国人が居て、今自分がハマっているK-POP(Girls Generation等)についての話で盛り上がった。韓国からの留学生は相当多いようで、留学生の25%を占めるとか言う話だった(今度詳細を調べてみよう)。

クラス決めのインタビューでは、中国語の文章を出され音読するように指示された。学部一年生の時に中国語の授業を取っていたものの、5年前のことだということもありほとんど覚えていない。というか、当時はほとんど授業を聞いておらずぎりぎり可がもらえた程度のレベルである。案の定、文章中の半分かそれ以上の単語が認識不能で、酷い音読を披露してしまった。結果、「一年生の半分程度のレベルだね」と言われ、その後先生とどのクラスを取るか議論することになった。一年生のクラスは易し過ぎるし、二年生のクラスは厳しすぎる。普通なら冬学期か春学期まで待って一年生のクラスに合流するのだけど、自分は留学生で秋学期と冬学期しかこちらに居ることが出来ない。「何とかするから!」と説得し、二年生のクラスに入れてもらうことに成功した。ただ、「二年生のクラスは本当にハードだと思うよ」と脅されてしまった。若干の不安はあるものの、先月中国を回って興味を持ったし、友人も沢山出来たからモチベーションの面では問題ないはず・・・!中国語の授業は月曜から木曜まで毎日50分ずつあるから、毎日ちゃんと勉強時間を確保できるようにしておきたい。

その後はクラス分けのインタビューで会った韓国人の学生と食事をしながらお互いのバックグラウンドについて詳しく話をした。彼は韓国の大学に在学していたが、その途中で二年間の兵役を経験したようだ。その後サンフランシスコの大学に移り、今年からIR/PSに入学した。自分より一つ年上の彼は、少し堅めな外見とは裏腹に非常にフレンドリーで分かり易く話をしてくれるため、とても頼もしい。途中からサンフランシスコ出身のアメリカ人が合流し、一緒に雑談を楽しんだ。

最後に、台湾人が主催するホームパーティに参加した。久しぶりのご飯、卵スープ、餃子、肉無し肉じゃが、ビーフの煮込み、バブルティー等が振る舞われた(名前が適当だけど全て台湾料理、、、だと思われる)。どれも凄く美味しく、作ってくれた台湾人学生の料理の腕を羨ましく思った。「次はあなた達(日本人)の番だよ!」と言われてしまったので、何か出来るように考えておこうと思う。聞いたところによると近くに日本人のためのスーパーがあるらしいので、近いうちにネタを探しに行ってきます。

今は夜の11時くらいだけど、明日が早いので早めに寝ようと思う。とりあえず屋外ダンスパーティがうるさくて困る。。。(笑)