トヨタの大政奉還
豊田喜一郎さんの孫で、豊田章一郎さんの長男の
豊田章男副社長の社長昇格が決まったそうです。
14年ぶりの豊田家出身からの社長就任だそうです。
トヨタ曰く、『創業家への大政奉還によりグループ全体で
危機感を共有する』との事ですが、僕が社員だったら、
かなり抵抗感を感じると思います。
大トヨタの社長になる位だから、そこそこ優秀なのでしょうが、
(トヨタのことだから、創業家だからといって、バカは社長にしないと思う)
なんとも言えない不公平感、不条理を感じますよね。この情実人事は。
例えば章男氏の経歴を見ると、84年にトヨタ入社後、2000年には
もう取締役に就任。その後もトントン拍子で2005年には副社長就任。
まだ52歳だそうです。ちなみに現在の社長の渡辺氏は66歳。
豊田家出身でなければ、52歳だと恐らく部長程度ではないでしょうか?
豊田家出身だと言うことのみによる、スピード出世、この不況期に
社長への就任など、これでは志のあるビジネスマンは誰もトヨタには
行かなくなってしまうような気がします。
それを、『創業家への大政奉還によりグループ全体で
危機感を共有する』とはどういう事か?日本を代表する企業である
社会的責任は感じないのでしょうか?トヨタの今回の決定は、
企業倫理のみならず、国民性にも悪影響を与えるような気がします。
「真の実力社会の到来」がまた国家として遠のいたような気がします。
かの有名な永守社長の
日本電産の経営理念を引きます。
『企業とは社会の公器であることを忘れることなく経営にあたる。
すなわち、非同族企業をめざし何人も企業を私物化することを許されない』
もう、トヨタの車には乗りたくないです。