プライドとエゴ | 「得手に帆を上げて」 

プライドとエゴ

先日、前職の方と食事をしました。

その方の現在のタイトルは管理本部長。

その会社の一部上場の実務から始め、今は管理本部全体を統括してます。

しかも僕よりたった2つ上。恐らく日本で彼の年代で、彼ほどのスキルと経験を

有している人はいないと思います。そのくらい、すごい人です。マジで。


その彼が、6年前入社したとき、最初の仕事は切手を買いに行く事だったそうです。。。

その後も、最初の1年くらいは全く下っ端でこき使われていたそうです。

で、彼が素晴らしいのは、そのような状況に『耐え続けた』ということ。

これは実行するのは難しいです。特にコンサルのような人格否定が

頻繁に起こる職場では。


彼は普段は極端に謙虚なのですが、やはり言葉の端々に自身が漂います。

その中で印象に残った言葉がありました。『6年やってきて、色々な経験を

させてもらって、今は自分の給料が高くない、と自信を持って言える』。

僕が受けた印象は嫌味やエゴとかいった類のものではなく、プライドとか自信とかでした。

僕はMBAを取った後、何の苦労もせずにいきなり1000万円を超える年収を31歳で

手にし、それをMBAならではの果実だと勘違いしてた様に思えます。

同級生などと飲んでも、やっぱ年収の事とかさりげなく自慢してもいました。


僕は『プライド』と『エゴ』の違いを次のように定義してます:


『プライド』: 何かを証明した後にのみ、得られるもの。他人を攻撃する礎ではなく、

        自分が理由無く、傷つけられた時のみ発動する。いわばディフェンシブなもの


『エゴ』:   何もしなくても、持てるもの。単なる学歴とか出自とか。自分の誇りを守るため

        というよりは、他人を低める時に発動する。攻撃的なもの。


こういう話をしてた時、彼は言いました。「『エゴ』って自分に何も拠り所の無いやつだと思います。

自分に自信を持っている人間。自分の方向性をきっちり見据えているやつは、他人の批判なんか

気にしないですよ。」


他人を心から褒められる人間、自分自身をジョークのネタに出来る人間。

『プライド』があればこそ、出来るんだと思います。僕も今は泥にまみれ、

必死になって証明しようとしています。いつか僕も本当の『プライド』を持てる様に

なれれば良いな~