遙かなるクリスマス by さだまさし | 「得手に帆を上げて」 

遙かなるクリスマス by さだまさし

http://jp.youtube.com/watch?v=p0p_YpW0qT8&feature=related


初めて、この曲を聴いた。何の理由もない。

でも本当に考えさせられた。

自分の視線があるべき自分の視線から随分と

ズレてしまってきていることに。


このブログを振り返ってみた。このブログは自身の鏡として書いている。

つまり僕の視線、心のありようを書いている。

この曲を聴いて、僕は自分の視線が自分の事ばかりに

向いていることに気付いた。


この曲にこんな下りがある:


「メリークリスマス
二人のためのワインと それから君への贈り物を抱えて駅を出る
メリークリスマス

携帯電話で君の弾む声に もうすぐ帰るよと告げた時のこと
メリークリスマス
ふいに誰かの悲鳴が聞こえた 正面のスクリーン激しい爆撃を繰り返すニュース
メリークリスマス
僕には何も関係ないことだと 言い聞かせながら無言でひたすらに歩いた

メリークリスマス
僕達のための平和と 世の中の平和とが少しずつずれ始めている
メリークリスマス
誰もが正義を口にするけど 二束三文の正義 十把一絡げの幸せ つまり嘘

メリークリスマス
子供の瞳は大人の胸の底を 探りながらじわりじわりと壊れてゆく
メリークリスマス
本当に君を愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ
メリークリスマス
その隣で自分の幸せばかりを 求め続けている卑劣な僕がいる
メリークリスマス
世界中を幸せにと願う君と いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる

メリークリスマス
僕は胸に抱えた小さな 君への贈り物について深く深く考えている」


僕が未だもう少し若かった頃、世の中の大半の人たちが冷たく見えた。

いつも守りばかり。いつも自分と自分の周りのごく一部の幸せだけを

考えている。僕は、もうちょっと世の中の事、正義について考えていた。

一千万と言えど我行かん、だった。


今の自分は自分の一日の振り返りばかり。もっと世の中のことに純粋に

考える余裕が無くなってしまっていた。そして愚痴の繰り返し。

自分の幸せのみに視線が向き、世の中の幸せに目が向いていない。


世の中にはもっと苦しんでいる人たちがいる。
人種差別、飢餓、病気、戦争で家族を失った人々、そして親に見捨てられた子供達。


僕の志って何なんだろうか?ビジネスに打ち込む事、スキルを磨く事、

起業して自分の夢を追うこと。それらは重要な事だけど、僕の志だろうか?

それらは僕の志ではなく、単なる実現のための手段だと思う。いや、そう思っていた。

自分や家族の幸せは勿論大事。でも、僕はもうちょっと大きな志を持っていなかったか?

純粋に世の中の不条理に怒り、純粋に困っている人達を憐れみ、助けようとしてなかったか?


いつから人のために泣けなくなってしまったんだろうか?

いつから人のために泣こうとしなくなってしまったんだろうか?

いつから僕には何も関係ないことだと 言い聞かせながら無言で

ひたすらに歩くようになってしまったんだろうか?

僕はもうちょっと精神的な気高さを持っていなかったか?

僕はもうちょっと自分のことを好きでなかったか?


この曲は怠惰になってしまった僕の心をほんの少し、昔に引き戻してくれた。