揺さぶられっこ症候群 | coco color/coco place 私の居場所を見つけるステップ

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理学療法士で元病院勤務。そこから夫の転勤×第一子妊娠で見知らぬ土地へ行き、仕事ゼロ、子育て経験ゼロ、知人ゼロからコツコツと。こども食堂まで始めてしまったまえちゃんがお送りします

バランスボールと「揺さぶられっこ症候群」の関係についてお伝えします。

結論から言いますと、
当協会のバランスボールエクササイズと揺さぶられっこ症候群は因果関係はありません。



まず、

揺さぶられっこ症候群とは

概ね生後6か月以内の新生児や乳児の体を、

過度に揺することで発生する内出血などの外傷」のことをいいます。





赤ちゃんの頭蓋骨は

生まれてから1年くらいの間に急激に大きくなる脳に備えとても大きく作られています。
その大きな頭の中に小さな脳と弱い血管がスカスカとした状態でおさまっているので、
新生児から6ヶ月くらいまでの期間が一番気をつける必要があると言われている時期となり、
更に1歳くらいまでの期間は引き続き配慮の必要な時期となります。

 


例えば以下のような動作が危険と言われています。
・頭を2秒間に5〜6回の割合で揺する
・体を10秒間に5〜6回の割合で激しく揺する
・体を20分間左右に揺する
・「高い高い」で空中に投げ上げてキャッチを繰り返す
・両手で抱え、急激に持ち上げゆっくり下ろすことを繰り返す

 




バランスボールで弾む際、

抱っこされる赤ちゃんの動きは、
慣性の法則にのっとった動きです。

自然に上に上がったものが自然に降りてくる
無理やり勢いよく高い高いをするのとは動きも方向も異なります。

 

赤ちゃんの好きな「揺れ」と「揺さぶられっこ症候群」の発症に至るような「揺する」という行為は異なり、
弾む際に抱っこされる赤ちゃんに負担はありません。



抱っこの方法も丁寧に指導致します。

〈首据わり前のお子様〉


お腹の中にいるときの体勢をつくります。

片腕で首の後ろから支え、
背中を曲げて丸みを作ります。
反対の腕で両膝を曲げ包み込むように下から支えます。

お母さんの胸にしっかりと密着させてくださいニコニコ



〈首据わり後のお子様〉


片手で首の後ろを支えます。
足はM字に開き、お母さんの体を挟み込むように太ももに座らせます。
もう片方の手で腰を支えます。



どちらも、頭がぐらんぐらんにならないように、
首の後ろを支えましょう。
バランスボールで跳ねる動きはお尻が浮くほどの激しい跳ねではなく、ほどよい揺れを赤ちゃんに伝えるつもりで行ってください。
すると、あら不思議おねがい
赤ちゃんは眠りの世界へ💓
おやすみなさいほっこり



赤ちゃんの重みがちょうどいい負荷になって、
お母さんのエクササイズもいいかんじになります❤
必ずしも、どの赤ちゃんもバランスボールの揺れが好きとは限りませんので、赤ちゃんの気分で気軽に行ってみてください😊
(ちなみに、うちの上の子は、バランスボールにのると寝かされると思って逃げまくってました😅今では自分で座って跳ねてます🔴)



一般社団法人体力メンテナンス協会
バランスボールインストラクター・体力指導士
/理学療法士
@茨城県鹿嶋市まえちゃん