随分とほったらかしてました。ランキング形式のメリットがありませんな。毎日、更新されている方々に頭が下がる思いです。
はてさて、それでは思い出のhide。間を置いて第7位の発表
MISERY/FLAME
MISERY
FLAME
もはや、ランキングとしてどうなの?という表記ですが、この2曲は姉妹曲なので並ばせてもらいました。
この2曲は誕生エピソードがものすごく泣けるんです。
難病の女の子がいました。彼女はある願いがありました。
そして、難病のこどもたちの願いを叶える団体がありました。
その名はMAKE A WISH。
彼女の願いとは
「X JAPANのHIDEに会いたい」
そして、その願いは叶いました。
ライブ終わりにその子は手編みのマフラーをプレゼントして、HIDEはお返しにギターにサインを書いて渡しました。ライブ終わりの震えた指先で。
そして、言いました。
「俺の友達、真由子。みんな、よろしくな」
そんなHIDEと真由子ちゃんの交流で生まれた曲がMISERY
ZEPPET STOREというバンドがいました。
hideは初めて聞いた時、
「こんなにかっこいいバンドがあるなら、こいつらを世間に広めたい」
という思いから、自らレーベルを立ち上げ、そして、彼らはデビューしました。
そんな彼らの曲からMISERYを再構築したのがFLAME。
この二曲のエピソードには、hideの優しさがとても詰まっていて、落ち込む時に聴きたくなるのです。
いわゆる前向きソングなんですが、
悲しいことや辛いことも受け止めて、前に向かって歩いていく
そんなメッセージが込められていると思います。
僕は前向きソングというと
「気にするなよ」「元気をだせよ」「吹っ切ろう」という、励ましが多いと思っているのですが(もちろん、それだけではありませんが)、
この二曲では悲しいことや辛いことを、抱きしめる、受け止める、という表現がとても好きなんです。
少し話がそれますが、僕は成人式に行っていません。理由は、めんどくさいとか、出席の返事を忘れたとか、情けない理由ですが、その時、漠然と考えていたのが
「成人=大人になる」ってなんだろう?
ということ。
その時の結論、というか、一つの解釈が「悲しいことも辛いことも受け止めて、それでも前に進む」ということ。
これ、まんまこの二曲なんですよね。
卵が先か鶏が先か、なんですが。
そして、その時に一つの作品を作りました。タイトルもまんまMISERYなんですが。ま、これの話は別の機会にしましょう。
なので、この二曲を聞くたびに、辛いこと、悲しいこと、苦しいことを受け止めて、大人になろう、
そう、奮起させられる曲なんです。
hideの優しさと思いやりの詰まったこの二曲。これまでも、そして、これからも落ち込んだり、苦しい時に聴くんだろうなと思います。