夕立の止んで雨だれ残しけり  フーザンボー

 

 

 ショパンのピアノ曲「雨だれ」は、恋人と訪れたマヨルカ島で肺結核をこじらせ、絶望したショパンが、雨音を聴きながら作曲したとされていて、どこか暗い側面をもっていると思いますが、雨だれの音ってそれほど憂鬱になるものではないように思います。雨だれの一滴一滴が作り出す音や水輪を楽しむのも良いものです。