六月や地球しづかに病んでゆく  高木宇大

 

 

 梅雨入りのころとなりました。梅雨の長いのも困りますし、短いのも困ります。ほどよい梅雨であってほしいと思うのですが、今年はどうなることでしょう。

 美しき水の地球。どのくらい病んでいるのでしょうか。

 六月は一年の半分を終える月。神社では六月の晦日に行う夏越の祓(なごしのはらえ)があります。茅で作った青々とした茅の輪をくぐり、厄を祓う。現代に至っても大事な行事のように思えてきました。