人にややおくれて更衣へにけり  高橋淡路女

 

 

 「更衣(ころもか)へにけり」と読んでください。

 春の衣服を夏のものに替える更衣(ころもがえ)。衣を更えて身もこころも軽やかになることを言います。衣を更えるだけで、空の色、風のそよぎまで、昨日とは違ったように見えるから不思議です。

 久し振りに銀座を歩きました。想像していたとおり、半袖の人が多かったです。