雛祭2 裏山の日暮が見えて雛祭 齋藤愼爾 雛祭に内裏雛などを飾るのは、子女の将来を祝う意味があるという。お雛様は毎年飾らないと泣くのだと言われ、毎年箱から出して飾るのだ。その箱から出すときのときめき。薄い桜紙にくるまれたお雛様を眠りからさます厳かな儀式。 裏 山 の 日 暮 が 見 え て 雛 祭