天にても地にても雪の余るらし  相生垣瓜人

 

 

 一夜にて天と地を清らかな世界へと変えてしまう雪・・・こういうことを言うと、生活に大きな不便を強いられている豪雪地帯の人に叱られてしまいそうですが、雪がほとんど降らない土地にいる小生にとって、朝起きて真っ白な庭や野を見るときの喜びは格別です。雪に魅了される。これは間違いのないことなのです。

 雪明り・雪月夜・深雪晴・雪の声・細雪など、使ってみたい雪の季語が沢山あります。