立ち上り立ち上りくる枯木かな  石田郷子

 

 

 立ち上りくるものに対して立ち向かう生命。生きるということは、真剣に、立ち上りくるものに対して、いのちの火を燃やし続けること・・・と言ったのは、岡本かの子(岡本太郎の母)だったかも知れません。岡本太郎の芸術を鑑賞して思うことなのでした。

 川崎市の生田緑地にある岡本太郎美術館に行ってきました。一枚目の絵は、戦後の1947年、若き岡本太郎が描いたものです。ナイフを背中に隠し持つ少女の姿が印象的です。