港出てヨット淋しくなりにゆく    後藤比奈夫

 

 

 一人旅をしていて、海に出た時、懐かしさと安らぎを覚えない人はいないのではないでしょうか。無限のような大きな海を見て、なぜか安らぎを覚えるのです。

 渚をなんとなく歩き、遠くに浮かぶ船を眺める。それだけで懐かしいし心安らぐのです。

 海はなつかしい故郷であり、いまだ見ぬ未来でもあるかな。ちょっぴり元気ももらえます。