楠若葉落葉と共にある不思議   フーザンボー

 

 

 楠(くす・くすのき)若葉・・・楠は神社の境内などによく見かける高木で、直径が2メートルほどになるものもあります。毎年4月5月ごろ、大きな木に若葉が付き、とても美しいと思います。

 辞書では楠は常緑高木となっているのですが、何年も同じ葉のままかと思うと違うようです。

 通常、桜などの落葉樹は秋に落葉して枝から葉がなくなり、春になると花がさき若葉をそろえるのですが、楠はこの時期に落葉し、かつ若葉に覆われるのです。その落葉前の紅葉した葉と薄緑の若葉とを一緒に見ることができる。これが、楠の珍しいところです。