人の世に灯のあることも春愁ひ   鷹羽狩行

 

 

 写真は小田急片瀬江ノ島駅近くにある、カトリック片瀬教会です。急に訪れたのですが、信徒の方に案内してもらうことができました。この教会は、教会としてはたいへん珍しく、和風建築なのです。昭和14年の建築で、84年ほど経過しています。

 祈りの雰囲気を味わうため長椅子に座り、呼吸をととのえてみました。和風建築の落ち着いたたたずまいもあり、静かに時が流れていくようでした。

 春愁(しゅんしゅう・はるうれい)・・・春ゆえに感じるそこはかとない哀愁です。