ひたひたと夢のつづきの木の芽山   矢島渚男

 

 

 木々の芽吹きを「木の芽」(このめ)と言います。萌え出づる木の芽。

 写真の欅(けやき)は、一見落葉したあとの裸木のように見えますが(もっと接近しないと確認できないと思いますが)、梢には小さな木の芽がいっぱいついています。その芽吹きの枝々は空へ向かって伸びていて、とても気持ちがよいのです。

 なお、「木の芽」を「きのめ」と読むと山椒のことになります。