青空に指で字をかく秋の暮   一茶

 

 

 「枕草子」には、「・・・烏の寝所へ行くとて、三つ四つ二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。・・」といい、秋の暮はもののあわれの極みを感じさせるとあります。

 そうですね。写真1枚目は、夕焼けが消えていく秋の暮です。2枚目、3枚目は夕焼にならない秋の夕暮の景色です。どちらもどこか寂しく、もののあわれの極みを感じさせてくれます。