さくらさくらてふてふ空を舞ふやうに     フーザンボー

 

 

 てふてふ・・・蝶蝶の旧かな表記です。

 蝶は春の季語ですが、掲句の、蝶々が舞うようにというのは蝶そのものではなく、比喩です。よって、この場合の蝶は季語にはなりません。季語は「さくら」で、桜の花びらがひらひらと風に舞っている様を詠んでみました。

 30日に桜見に行こうと思っています。お天気しだいですが。

 

 

        さまざまの事思ひ出す桜かな    芭蕉