見晴るかす沖へ一点冬かもめ    フーザンボー

 

 

 見晴るかす・・・遥かに遠くを見渡す。見晴らす(大辞林)。かつては「見霽かす」と表記したようです。「霽」は、「雨・雪などがやんで、空がすっきりとはれる(漢字源)」ことです。

 同じような景色と同じような俳句と。あまり変わり映えしないなと思いつつ、今日の一句です。

 

  

        波に乗るほかなくて乗る冬かもめ    伊藤トキノ