細やかな点と線なり吾亦紅   フーザンボー

 

 

 今日は、paoさんのブログから掲句を詠んでみました。

 paoさんのブログは、移り変わる季節の草花と共にあるという感じです。どの写真も秋の草花のありのままを映し出し、眼差しがとてもやさしいのです。静かにそこにいる、柔らかないのち。その草花の佇まいをよく表現されています。

 写真の中の吾亦紅から一句。最初は「侘び寂びの点と線なり吾亦紅 (フーザンボー)」と詠んだのですが、「細やかな・・・」と変えてみました。

 細やか・・・心のこもっているさま。奥深い趣のあるさまなどのことです。芭蕉の「細み」(句に詠む対象に対する作者の深く細やかな心の動き)に繋がります。