松原の遊歩の小径夏蝶来    フーザンボー

 

 

 夏の蝶・梅雨の蝶・・・俳句では季語になっていて、よく使うのですが、種類としては揚羽蝶・黒揚羽・黄揚羽などです。春の紋白蝶などと比べると大きいのが梅雨の蝶・夏の蝶のイメージです。

 松林などからいきなり飛び出して目の前を過っていく夏蝶も良いものですが、拙句は、松林の遊歩道を歩いていたら、目の前にどこからか夏蝶が突然あらわれたというものです。

 

 

          夏の蝶抜け行く二階座敷かな    野村喜舟