軽鴨の子はらからの死を生きぬべし    フーザンボー

 

 

 軽鴨の子(軽鳬の子)・・・親鳥のあとを追ってよちよち歩いたり、親鳥に遅れまいとして一生懸命に泳ぐ姿が可愛いですね。写真の軽鴨の親子は、地元の蓮池に暮らしています。

 最初は7~8羽数えられた軽鴨の子、蓮の花が咲くようになると数が少なくなっているのです。考えらることは、鷹のような大きな鳥にさらわれてしまったり、野生の動物に襲われてしまったことです。

 はらから・・・「同胞」を訓読みで「はらから」と読みます。

 生きぬべし・・・(きょうだいの死を乗り越えて、)「きっと元気に生きていくにちがいない。」です。

 

       軽鳬(かる)の子もはばたくやうなことをして   高田正子