行く方(ゆくかた)に蔭ある安堵夏の雲    フーザンボー

 

 

 今日は、北海道のノースハラッパさんの「丘と雲と空」のブログを紹介します。

 美瑛の丘、夏の青空、夏の雲・・・美瑛の麦畑やジャガイモ畑の、その上の青空に、白い雲が浮かんでいます。とても気持よい写真で、何度も見てしまいました。是非ご覧になってください。

 

 写真の6枚目を意識して、今日の拙句です。
 蔭はここでは日蔭のことです。蔭というと、「光が当たらないところ」、「ものの裏側」などマイナスのイメージが大きいのですが、「木の陰に入って休む」など、夏の強い日差しを避けて一息つくという良いイメージもあります。それで、掲句では「蔭ある安堵」としてみました。
 「行く方」は、ここでは「いきかた」ではなく「ゆくかた」と読んでください。「進んで行く方向」、「心や気持の進んで行く方向」をいうこともあります。(日本国語大辞典) これからの人生のこともちょっと含ませています。