お愛想の一つも言はずお年玉    フーザンボー

 

 

 お年玉は今はお金のことが多いのですが、明治以降に一般化されたもののようです。歳時記をみますと、室町時代には盛んに送られていたようで、武家の男子には紙鳶(いかのぼり・凧のことです)や太刀を、女子には羽子板や扇などだったようです。

 お年玉は、子どもにとってはお正月の楽しみですね。

 お年玉を将来のために貯金するという堅実派(多くは親がそうさせるのでしょうね)がいますが、小生の場合は貯金はせずに、欲しかったものを買ったりしていたと思います。無駄遣いをしていると親に叱られたことを覚えていますが、何に使ったかは覚えていません。

 

 

           貰ふより与ふが楽しお年玉    鎌田杏化

 

 

   JR横浜駅構内(少し前に新しくなりました。)